第55回(2023年度)全国総会報告
2023年6月18日(日)、大阪市の大阪コロナホテルにおいて、第55回守る会全国総会が開催されました。対面を主とするWEBとの混合開催で、来賓や代議員もマスクを着用していましたが通常の開催に戻りました。
この1年間に亡くなった被害者にたいする黙とうの後、徳島の秋田さんと山陰の桜下さんを議長に選出し、桑田理事長のあいさつから始まりました。
あいさつ
桑田理事長は、「私たち被害者がいなくなるまでひかり協会方式の継続・発展に向けて「三者会談」を構成する4者は協力して、それぞれの責任を果たしていかなければなりません」と力強く呼びかけました。
来賓挨拶
ご来賓は、厚生労働大臣代理の成松課長、ひかり協会の前野理事長、森永乳業社長代理の森田本部長、大阪府地域救済対策委員会の松尾委員、ひかり協会職員労組の中川委員長から、それぞれあたたかいご挨拶・祝辞をたまわりました。
報告
続いて、塩田副理事長によって2022年度の経過報告、中島副理事長によって2022年度の決算報告、竹森監事によって監査報告がされました。質疑応答の後、すべて採択されました。
提案
次に、平松事務局長によって2023年度運動方針が、関次長によって役員定数が、中島副理事長によって2023年度予算と2024年度暫定予算が提案されました。
また、第2号議案として「終生にわたる事業と運営・体制の構想」に係る守る会の提言について、江浪副理事長が提案しました。
協議
それを受けて、各都府県本部からの代表発言がありました。
●東京都本部から「コロナ禍でもWEB通信などを活用しながら守る会の組織活動などに積極的に取り組んできた」など
●京都府本部から「障害被害者や親会員の会費の免除」など
●奈良県本部から「奈良県との行政協力懇談会での取り組み」など
●大阪府本部から「全国総会で映像を利用した報告はできないか」など
●兵庫県本部から「様々な機会を利用して事件の風化防止の活動を進めた」など
●岡山本部からは「岡山大で未開封の森永ひ素ミルク缶などが発見された」など
●広島県本部からは「常任委員会などをハイブリッド開催した」など
●徳島県本部からは「守る会全国本部が解散しても徳島県本部は残したい」など
●熊本県本部からは「特別会計の使い道の検討に入っていただきたい」など
の意見・質問・報告が発言されました。
全国本部から、それらの発言について、見解を示したり、説明をしたりしました。
続いて第2号議案「提言」に対する意見についての本部見解が示されました。
その後、採決に移り、すべての提案が採択されました。
役員選出
続いて、役員の選出が行われ、桑田理事長はじめ四役8名、前川さんはじめ常任理事17名、吉田さんはじめ監事3名、相談役1名を選出しました。
総会宣言
最後に、大阪府本部会員により情感たっぷりに総会宣言案が読み上げられ、全会一致で採択されました。
感想
●「全国総会のたびにみんなの笑顔と団結力にエネルギーをもらい、今年も頑張ろうと思う」
●「あらためて三者会談方式の恒久対策事業というのは、すばらしい公害被害者救済事業だと確信した一日だった」
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