第53回(2020年度)「三者会談」報告

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第53回(2020年度)「三者会談」がWEB会議で開催されました

 厚生労働省・守る会・森永乳業・ひかり協会の四者は、8月23日に東京都港区のチサンホテル浜松町と大阪市北区のひかり協会本部をオンラインでつなぎ、第53回「三者会談」を開催しました。厚労省からは浅沼審議官はじめ4名、守る会からは桑田理事長はじめ2名、森永乳業からは3名、ひかり協会からは3名が出席しました。新型コロナウイルス感染防止対策のためWEB会議とし、少数の出席者ではありましたが、この困難な状況下でも「三者会談」を途切れさせなかったことは、救済事業に対する各団体の熱意と誠実さを表すものであると評価します。
 まず、各団体の代表による挨拶がありました。次に各団体からの報告事項がありました。そして、協議事項に入り、守る会とひかり協会からの提起に対し、厚労省から回答がありました。
 

[冒頭の各団体の挨拶]

厚生労働省 浅沼一成医薬・生活衛生局審議官

守る会におかれましては、半世紀にわたりまして、多くの被害者やご家族の皆様に対するご支援、救済にご尽力してこられました。また、昭和49年4月にひかり協会が設立され、被害者の方々の継続的な健康管理や生活保障等に関する事業、及び、これらにかかる調査研究等が積極的に展開されて参りました。ここに被害者の救済事業の推進に対するこれまでの関係各位のご尽力に改めて敬意を表します。

この事件に想いをいたすたび、食品の安全確保が、いかに重要であるかということを痛感しております。二度とこのような悲惨な事件を起こしてはならないという強い決意のもと、今後とも食品衛生行政を推進して参ります。

厚生労働省と致しましては、今後とも、昭和48年の三者会談確認書に基づき、守る会、ひかり協会、森永乳業と密接に連携し、また、引き続き、関係部局、及び各自治体に対して、積極的な行政協力を要請し、救済事業が円滑に実施されるよう尽力して参ります。関係各位の皆様におかれましては、それぞれの立場と責任におきまして、救済事業に対して、従来と変わらぬご協力を賜りますよう、お願いいたします。


守る会 桑田正彦理事長 

厚生労働省はコロナウイスル対策の所管官庁であり、都道府県と連携を図りつつ、大変な毎日を送られているのではないかと思います。森永乳業も全体的に景気の後退が心配される中、安全な商品を日々提供することを使命として努力されていることに感謝しております。
後ほど、第二次10ヵ年計画に基づく行政協力の促進に係る提起を平松事務局長からさせて頂きます。総括提起4件。1、第二次10ヵ年計画に基づく行政協力の促進。2、自主的健康管理の援助事業。3、障害のある被害者の将来設計実現の援助事業。4、社会保障制度改革への対応。また、例年なら、関連提起は、関係都府県本部選出の常任理事からさせて頂くところですけども、今回は岡山県本部関係の関連提起も合わせてさせて頂きます。


ひかり協会 前野直道理事長

今回は、三者会談が始まって以来、初の試みである少人数によるWEB会議の開催となりました。この度、関係者の皆様のご協力を得て、こういう形で「三者会談」が開催出来たことは、今後に繋がる重要なことであると認識しております。

さて、ひかり協会は、先月の理事会で、第三次10ヵ年計画案を作成し、各関係者の方々からの意見を求めることにいたしております。前人未到の被害者救済事業の終盤をどのようにするのかについて検討し、決定することが、第三次10ヵ年計画の任務であるとしております。

これから、救済事業の終盤をどうするのかについての検討に入りますが、検討に当たっては、寂しい気持ちや暗い気持ちになるのではなく、47年前の関係者のように、未来へ挑戦する気概を持って向かっていきたいと思います。

そして、皆さま方とは、最後まで力を合わせて、時には暖かく支えあい、時には厳しく意見を交えあう関係で、65年前に起きたこの事件の解決、確認書で言うところの全面解決に向けて進んで参りましょう。


森永乳業 宮原道夫社長
 

縮小メンバーでのリモート会議となりましたが、守る会、厚生労働省、ひかり協会の皆様には、ご出席をいただき、誠にありがとうございます。また、皆様には日頃から、救済事業に対して多大なるご尽力を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。

弊社といたしましても、「三者会談」の構成団体の一員としての責任を果たし、恒久救済事業の完遂のために、引き続き積極的にご協力をさせていただく所存でございます。

次に、弊社グループ全体の業績につきまして、ご報告申し上げます。昨年度の売上高は、第4四半期に新型コロナウイルス感染症拡大の余波で落ち込んだ事業があったものの、ヨーグルトが好調に推移したBtoC事業の増収や、海外事業も好調であったことにより、グループ全体では増収を確保いたしました。

事件の歴史的経過と、三者会談確認書の精神を風化させることなく、社内において正しく継承し、恒久救済の完遂に向けて、全社を挙げて、その責任を果たして参ります。

[報告された内容(概要)]
 厚労省:ア 「三者会談」救済対策推進委員会の開催状況
     イ 人事異動

     ウ 関係会議の開催(森永ミルク中毒事件全国担当係長会議等)
     エ 引用者証明書交付状況
 守る会:新役員の紹介
 ひかり協会:ア 第10回評議員会
       イ 第217回理事会
       ウ 保健・福祉行政、労働行政の取組結果
 森永乳業:人事異動

[協議された内容(概要)] 

 守る会提起
 1.総括提起
  (1)第二次10ヵ年計画に基づく行政協力の促進
  (2)自主的健康管理の援助事業
  (3)障害のある被害者の将来設計実現の援助事業
    ① 行政協力での要望
    ② 「65歳問題」への対応の要望
    ③ 包括的支援体制の情報提供
  (4)社会保障制度改革への対応
 2.関連提起
   福祉有償運送の利用について岡山県本部からの要望

 ひかり協会提起
 1.第二次10ヵ年計画に基づく事業推進のための行政協力の促進等
  (1)介護保険優先原則に係る具体的な課題に対する取組
    ① 具体的な事例について
    ② 介護支援専門員と相談支援専門員との連携
    ③ 新工学障害福祉サービス等給付費による償還払い
  (2)地域生活支援拠点等の整備
  (3)継続したリハビリ
 2.「行政協力の仕組み」の充実
  (1)森永ミルク中毒事件全国担当係長会議
  (2)保健師への協力要請

 

 守る会や協会からの質問や要請事項に対して、厚生労働省より、項目ごとに説明と回答がありました。

挨拶をする厚労省の浅沼審議官
挨拶をする守る会の桑田理事長
挨拶をするひかり協会の前野理事長
挨拶をする森永乳業の宮原社長

 

  ひかり協会ホームページもご覧ください

    http://www.hikari-k.or.jp/

 

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