朝日新聞(2015年6月22日)で事件60年報道される

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6/22朝日新聞(大阪本社版)で報道される

 60人896人なお症状

 

乳児被害森永ヒ素ミルク事件

 

森永乳業の粉ミルク製造過程でひ素が混入し、飲んだ乳児130人が死亡、1万3千人に健康被害が出た森永ヒ素ミルク中毒事件から今年で60年になる。被害者は高齢化し、障害の重度化に不安を募らせている。

 

被害者らでつくる「森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会」(事務局大阪市北区、会員約2200人)の全国総会が21日、岡山市で開かれた。各地の代表196人と、厚生労働省や森永乳業の関係者ら計約280人が出席した。

最初に、亡くなった被害者に祈りを捧げた。「守る会」理事長で被害者の桑田正彦さんは「私たちは60歳になった。事件の風化防止や高齢化に備え、一層取り組みを強化しなくてはならない。被害者がこの世からいなくなるまで、運動を続けていく」と挨拶した。

被害者の救済にあたる公益財団法人ひかり協会(本部事務局・大阪市)によると、これまでに明らかになっている被害者数は1万3440人。このうち896人(今年3月末時点)に知的障害や肢体障害などがある。協会は訪問相談や検診に基づいて支援計画を立て、障害の程度に応じた手当の支給や生活・就労支援に取組んでいる。経費は森永乳業が負担。近年は年約17億円、これまでに計約517億円を拠出した。

被害者が年をとり、障害の重度化や単身で暮らす人たちへの生活支援が課題となっている。

協会のまとめでは、障害がある被害者のうち24%で障害が重度化していた。特に肢体障害がある人では44%だった。身体に負担がかかる動作が長期間にわたり、首などに痛みやしびれを訴える人が目立っているという。

昨年時点で両親などの親族と同居している人は23%、単身生活は19%だった。将来の方向性について聞くと、単身生活は28%に増えた。協会の塩田常務理事は「将来の単身生活に備える支援が今後さらに求められる」と話す。

今年9月13日には、和歌山県の高野山で、「守る会」と森永乳業などが、60周年記念式典と合同慰霊祭を開く。(北村有樹子、中村通子)

 

左の記事を掲載した6月21日付朝日新聞
大阪市の被害者を紹介した記事

 

 # ひかり協会ホームページが再開されました

 

● 60周年記念冊子(還暦記念誌)500円で頒布中。お申し込みは、06-6371-5304(守る会 平松)まで。どなたにでもお分けします。

 

 

 

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