第49回(2017年度)全国総会

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第49回(2017年度)全国総会(概要)

第49回(2017年度)守る会全国総会は、2017年6月18日(日)11時~15時20分まで、広島ガーデンパレス(広島市)で開催されました。

まず、これまでに亡くなった約1300人余の被害者に対する黙祷を行い、岡事務局次長が開会を宣言しました。

次に、桑田理事長が守る会を代表して挨拶し、「一人は皆のために、皆は一人のために」と力強く守る会の団結の大切さを述べました。

そして、来賓祝辞を厚生労働大臣、広島県知事、広島市長、ひかり協会理事長、森永乳業社長、日本共産党衆議院議員、広島県地域救済対策委員長、協会労組委員長からいただきました(代読含む)。また、各政党代表などからの祝電披露が行われました。

〇 午後からは、2016年度一般経過報告、決算報告が塩田次長、中島副理事長からおこなわれ、拍手で採択されました。

〇 続いて、2017年度運動方針案を平松事務局長、予算案・暫定予算案を中島副理事長、役員定数提案を久村次長、組織と財政改革に係る規約の改正案の提案を江浪副理事長がおこない、代表発言と答弁(下記のとおり)のあとすべて圧倒的多数で採択されました。

〇 そして、新役員選出。桑田理事長をはじめとする全国本部役員が選出されました。旧役員を代表して松場さんが、新役員を代表して理事長の挨拶がありました。

〇 最後に広島県本部会員による総会宣言が全会一致で承認されました。

兵庫県神戸市で開催予定の来年度総会で再開することを誓い合い、閉会しました。

 

挨拶をする桑田理事長
熱心に討議に参加する代議員

来賓ご祝辞・ご挨拶(概要)

厚生労働大臣

62年の歳月の被害者の皆様のご辛苦にお見舞い申し上げます。このような事件を二度と繰り返さぬよう、万全の厚生労働行政を続けてまいります。これから救済事業の役割はますます大きくなります。三者会談確認書に基づき、行政協力を継続していきます。

 

広島県知事

守る会の恒久救済のためのご尽力に敬意を表します。健康と生活に不安を感じている方も多いなか、ますます行政協力が重要になります。引き続き強化してまいります。

 

広島市長

長年にわたり被害者の生活を守り、救済事業に協力されていることに敬意を表します。高齢化により介護が必要となる人もいるでしょう。ますます援助に協力していきたい。

 

ひかり協会理事長

「三者会談」なくしては協会事業は進められません。なかでも守る会の役割は欠かすことができません。救済事業は、特に重症被害者のために何をするかが重要です。現在取り組んでいる実態把握調査も成功させたいので協力員活動への協力をよろしくお願いします。

 

森永乳業社長

多くの方々に甚大な被害を与えたことをお詫びします。二度と過ちを犯さない決意です。また、品質向上に努め、社会的責任を重んじてまいります。守る会の方々の協力員活動や自主的グループ活動の取組に敬意を評します。本年8月には50回目の「三者会談」が開催されるが、関係4団体の協力が重要です。弊社も確認書の約束を守り、恒久救済を完遂させ、社内での風化防止に努めます。

 

共産党衆議院議員 (※主要政党に案内を送付したところ、出席いただきました。また他の政党からもあたたかい祝電をいただきました。)

長年の運動に対し心から敬意を表します。決して忘れることのできないこの事件は1969年に守る会運動を再開され、被害者の方が安心して医療を受けられるようにと取り組んでこられました。社会保障制度が後退する中で、私も力を尽くします。今後もお元気でいてください。

 

広島県地域救済対策委員長

疫学研究結果では「比較的健常な人は一般の人と変わらない」ということですが、今後も被害者が安心して検診や医療を受けられるようにすることは大切です。また障害のある被害者の今後の健康課題は一層重要になってきます。今日までの三者会談方式による恒久救済の方針は正しかったと思います。守る会の方も協力員活動やふれあい活動、守る会支部活動など他に類を見ない活動をされていることは素晴らしいので続けてください。

 

ひかり協会職員労働組合

守る会の方々の協力員活動に敬意を表します。被害者の方々への様々な支援が必要となっており、いっそうのネットワーク強化が求められています。職員は積極的に事務局として役割を果たしていきます。

社長祝辞を代読される森永乳業港常務
来賓祝辞をされる大平議員

8都府県本部の代表発言(概要)

東京都本部

(1)  「65歳問題」について、「三者会談」等で厚生労働省に協力要請を。

(2)   協力員の地道な誘いや協会の協力も得て7名の入会があった。今後も引き続き拡大に努める。

 

京都府本部

(1)「65歳問題」についての学習会と障害者団体との交流

(2)6支部の活動と南支部の取組

(3)障害を持つ仲間と共に過ごす活動

 

大阪府本部

(1)ひかり協会との協働による秋の交流会2016ハッピーオリンピック

(2)新たな自主的グループ活動「プロジェクトG」

                                                                                                 

兵庫県本部

(1)   疫学研究結果と関連して守る会としての障害被害者への健康支援について

(2)   議案集10頁左側下2行目の「実態調査では」は文言統一で「実態把握調査では」とすべき。

(3)  「全会員による調査票作成」に加えて「呼びかけ」活動を通じて「全被害者に対して回収率の向上を図る」を付け加えてはどうか。

 

岡山県本部

(1)    ふれあい活動の拡大で今年度は18名を計画している。

(2)    支部活動に取り組むにあたりメーリングリストを始める。

(3)    交流会で65歳問題・介護保険制度を参加者と学習。

広島県本部

(1)    広島県本部は今年4月に3支部6地域で参加54名による花見と散策を実施した。

(2)    今回の支部活動で問題点がでてきた。

  他支部での参加の場合、交通費の援助がない。

  援助上限額の3,000円を超過した場合があった。

  障害のある被害者が福祉タクシーを利用した場合、援助はあるか。

 

山口県本部

活動報告

  支部活動で思ったこと

  『60周年記念冊子』の手渡しでの成果

  今後の県レベルでの活動のあり方

 

福岡県本部

年会費が4,000円から1,000円減額して3,000円に変更になると約200万円の減収になるが、財政状況はこれから先、大丈夫なのか。

 

熊本県本部

(1)   会員拡大が非常に深刻となっている。会員拡大の進め方の案を示されたい。

(2)   小規模県に対する総会傍聴者の交通費の援助はありがたい。今後も2名の援助を確保されたい。

 

 

代表発言をする代議員
代表発言をする代議員

代表発言及び一般発言に対する全国本部答弁

  

 

東京都本部

1.65歳問題

65歳問題については、各地で熱心に取り組んでおられる様子がよくわかります。東京都本部からは学習や行政への要請が重要であること、京都府本部からは他団体の方からの実体験を聞いたという貴重な取組、岡山県本部からは交流会で(介護保険制度や)65歳問題を寸劇か紙芝居で学習するという楽しい企画が報告されました。みなさんがおっしゃるように、65歳以降は公費負担である障害福祉サービスよりも社会保険のひとつである介護保険のサービスが優先されることになるのです。65歳になったとたんに、必要なサービス量が大きく変化することは考えにくいにもかかわらず、日常生活を支えるサービスのベースが(量だけではなく質も)変わってしまうのです。

国が進めようとしている社会保障の大きな改革の問題、国が発出した「障害福祉と介護保険制度の適用関係通知」と市町村が独自で定める支給基準との矛盾、何より障害のある仲間が直面するかもしれない具体的な課題から学ぶことは本当に重要なことだと思います。

本日の報告を参考にして、65歳問題の学習活動を広げ、学んだことを基に協会と協力しながら行政に対して(もちろん「三者会談」や推進委員会において厚労省に対しても)改善するように訴えたり、仲間として思いを共有したりして、65歳の壁をを乗り越えていきましょう。

 

2.会員拡大

次に、会員拡大が都本部において前進したという報告がありました。このような取組を反映して全国的にも会員数は過去最大の2424名となっています。東京都本部は被害者の多くが進学や就職で地方から転居した人が多く、また広域で都市部が中心ということもあり、他の地域よりも会員拡大が困難と聞いていました。しかし、この半年くらいで7名の入会があったということで、役員の皆さんの活動の成果によるものであると敬意を表します。さらに、今後仕事を退職するかたが増えると入会もしていただきやすくなるのではないかと思いますので、引き続き会員拡大に取り組まれることを期待します。

 

京都府本部

1.65歳問題の学習会報告と他団体交流

報告の中で、「何か分からない不安」から「今から自分たちがすべきこと」へと進めたという言葉は、実感がこもっていて、また、たのもしく感じました。障害のある仲間の問題を自分たちの問題と考える京都府本部の姿勢に敬意を表したいと思います。

 

2.支部活動の報告

支部活動の報告では、南部支部の取組が報告されました。

全支部員を対象に日常的にきめ細かく活動されていることは、大切な教訓だと考えています。

これからも支部会員の方々の願いを具体化する創造的な活動をされるよう期待しています。

3.障害を持つ仲間と共に過ごすことについて

障害をもつ仲間の生活や思いを知ることは、守る会活動の重要な柱と言えます。西村代議員の報告からは、障害をもつ仲間を応援している様子とともに、その仲間から多くのことを学び、喜びを共有している姿が浮かびます。きっと障害のある被害のある仲間の懸命に生きている姿に触れたとき、逆に励まされたり支えられたりするからではないでしょうか。

障害のある仲間が参加する交流会や、かれらの生活や思いを知る機会である「ふれあい活動」や自主的グループ活動に参加する仲間をいっそう増やし、京都府本部のように被害者同士の支え合いを実感できる取組をぜひ広げていきたいと思います。

 

大阪府本部

1.ハッピーオリンピック及び新たな自主的グループ活動

大阪の柳沢代議員からも、障害のある仲間を大切にした取組の報告を聞かせていただきました。

「障害のある人もない人も共に楽しむ」をコンセプトにしたハッピーオリンピック。

そして、障害のある仲間の外出を支援する「プロジェクトG」。きっと笑顔がいっぱいあふれているのだと推測します。ネーミングも含めて、「楽しんで活動しよう」という大阪らしい取組だと思います。

今後も、仲間とのつながりを大切にし、「一人ぼっちにしない、自分もならない」活動を進めていってください。

 

兵庫県本部

1.疫学研究結果について

2016年度の疫学研究報告のなかで、「近年、被害者全体の平均では一般住民と変わらないレベルの死亡率になっている一方、障害を抱えた被害者では近年も高い死亡率が認められることから、特に障害を抱えた被害者への健康課題に対する支援策を充実させる必要性が示唆される」と考察されています。守る会としても、障害のある仲間の二次障害や生活習慣病など健康課題に対する決意や取組を励ましたり、健康を守り合う自主的グループ活動を企画して障害のある仲間も誘ったりするなど、仲間としてできることを考え、各地で取り組んでいってほしいと思います。

 

2.実態把握調査について

(1)議案集の「③被害者実態把握調査への協力」に対するご意見についてですが、前後の記述内容の関係から、運動方針(案)のとおり、「今回の実態調査では…」の表現で十分に内容の理解ができますので、「把握」を加えないこととしたいと思いますのでご理解ください。今後、文言の統一性については留意したいと思います。

(2)「呼びかけ」による回収率の向上については、小嶋代議員のおっしゃるとおり、協力員が「呼びかけ」活動において調査票の記入と返送のお願いをすることになっています。これは、ひかり協会が定めた「被害者実態把握調査2017」実施要綱に記載されているものであり、どちらかというと協会事業として提起された内容です。もちろん協力はするのですが、運動方針案にあるように「全会員による調査票作成をめざす」とする方が、守る会の運動方針にふさわしいと考えます。

 

岡山県本部

1.ふれあい活動の拡大

岡山県本部の貴重な活動をお聞きしました。

ふれあい活動は、訪問する会員も訪問される会員も共に連帯感を培う、他に例をみない守る会の組織的協力のひとつです。

毎年、協会との二者懇談会で話し合い、より充実した活動をめざしていただきたいと考えます。

 

2.メーリングリストの作成

今回のメーリングリストの取組で岡山県本部の会員の友愛と連帯、互助の交流・親睦が深まることを願っています。

メーリングリストは個人の投稿で構成されますが、守る会の組織活動です。

そのため、メーリングリストの開始前に目的や参加者の守秘義務など最小限の約束事項を運営要項などとして県本部で決定しておかれることをお勧めします。

 

3.65歳問題・介護保険制度の学習

報告をお聞きして、65歳問題や介護保険についてよく勉強なさっていると感じました。より多くの仲間に分かり易く伝える工夫も検討されており、とても参考になりました。交流会での実施後に、また報告してください。

 

広島県本部

1.支部活動について

今年4月の支部活動の取組で54名が参加されたとの報告がありました。

参加に要する所要時間及び交通費の問題については、まず今回の組織改革の方針が重要であると考えています。

全国的な討議を経て、今年2月の第4回常任理事会で決定された「組織の改革」で支部の位置づけは「より身近な会員同士の交流を深めることに重点を置く」と定められました。

改正された「支部活動のてびき」の支部活動の基本は一つの支部で、支部地域内の、交通費は全額支給されるので、交通費の問題はなくなります。

 

支部地域内の例外として認めているのは、「一支部だけでは困難であるため、過渡的に2つの支部が合同で支部活動を行う場合」や「その他特別の事情があり、都府県本部及び常任理事会が認めた場合」とし、往復3,000円を上限に援助することができます。ご質問の東部支部のかたの件は、「特別な事情」には当たらないと考えます。ただ、今後も継続する問題であるなら、例えば支部の区割りを見直すなどの検討も必要ではないでしょうか。

 

福祉タクシーを含むタクシー代は援助の対象となりません。交通費も貴重な会費によって支払われていますので、これからも守る会では公共交通機関の利用を原則とします。

 

山口県本部

今回の代表発言により創造的な支部活動など、県本部をあげて積極的に活動されている特徴がよくわかりました。

その成果についても詳しく報告されました。

今回は総会での報告となりましたが、活動の教訓を全国代表者会議や常任理事会、機関紙「ひかり」でも報告していただき、全国的に共有したいと考えています。

 

福岡県本部

組織と財政の改革について

ご指摘のとおり今回の会費減額に伴い、225万円の減収が見込まれます。

その対応策ですが、まず支出を削減します。

代議員選出基準の変更で全国総会の出席代議員数が約3分の2に減ることにより、60万円。

1月の常任理事会を本部二者懇談会と同日に開催することによって50万円。

機関紙印刷費を値引きによって90万円。以上で200万円の削減。

次に特別会計(ひかり基金)の取り崩し25万円を加え、減収額225万円を補いますのでご安心ください。

 

熊本県本部

1.会員拡大の進め方

熊本県本部から、会員がお亡くなりになり会員数が減少しているが、何かいい方法があるかということでした。熊本県本部は被害者数は少ないのですが非常に仲間の連帯感が強く、活動も積極的であると認識しております。ただ一方で発言にあったようにお亡くなりになる方も多いので、アンケート①47名に対し、死亡被害者数は22名にもなります。守る会会員数は26名ですから50%は超えている、被害者会員数で見ても50%近く確保されているということで、大きな問題はないと思います。

また、去年の熊本地震の時には守る会役員や協力員がいち早く被害者の安否確認をされたと聞いています。全国的な会議の中で会員拡大の経験交流をし、その中で参考になる方法を見つけていただければよいのではないかと思います。

 

2.傍聴者交通費援助の継続

全国総会における小規模県本部からの傍聴者交通費の援助については、「組織と財政の改革」(案)の討議でも要望があり、今後も対象者2名を維持します。

 

 

 

【一般発言】

N代議員

全国総会のときに代表発言で行う都府県本部の取組報告を、画像や映像を活用して実施できるようにしてほしい。

⇒会場の条件もあるが、実施するかどうかの方向性は常任理事会で検討する。

 

H代議員

守る会は、疫学研究や実態把握調査を救済事業の発展につなげる役割があるのだから、消極的にならずに推し進める方針をもつべきではないか。

⇒ご指摘のとおり、疫学研究から提起された被害者の課題も実態把握調査の分析から出される課題も、今後の救済事業を発展・推進するために実施されるもので重要な取組です。守る会としても、二者懇談会などを通じてその趣旨はしっかり押さえ、積極的に取り組んでいきます。

答弁する全国本部事務局長
答弁する全国本部事務局次長
答弁する全国本部副理事長

総会宣言

たちは、本日、ここ広島市において、第49回全国総会き、2017年度運動賛成多数決定しました。

昨年度自主的救済活動促進助成金支給実施要綱改正検討して、自主的グループ活動支部活動整理いましたまた、会員高齢化対応した組織財政改革について議論本日賛成多数決定することができました。

今年度は、2つの「ブロック年次計画」の達成にむけて主体的活動すること被害者実態把握調査成功けてんでいくことなどについても決定しました。

びかけ」活動中心にした救済事業協力員活動や、障害被害者65になると介護保険優先される課題する行政への要請などは事業推進責任をもつための重要な活動す。は、それぞれの活動よりいっそうめてきます

救済事業関連する社会保障制度きく変化する状況のもとで、高齢期対応できる救済事業としていくために、今後三者会談確認書に基づくさまざま行政協力めていきます

守るは、三者会談方式による救済事業をより発展させるために、事件運動歴史び、事件風化させず、そして被害者同士のつながりをめる活動着実ていくことを、ここに宣言(せんげん)します。

 

 

2017

 森永ミルク中毒被害者 49 

参加者の感想

〇障害者福祉サービスを受けている人が65歳になると介護保険サービスに移行しなければならず、それに伴ってサービスの質や量が低下する恐れがあることを初めて知りました。支部によってはこれに関する学習も進めておられると知り、刺激になりました。(東京 N)

〇初めて全国総会に参加しました。他の都府県の参加者の方々とあいさつを交わす皆様の様子を拝見して、同じ被害者として連帯感を共有している姿に胸が熱くなる重いがしました。せっかく全国から集まった仲間たちとの交流が持てれば嬉しいと思います。(徳島 Y)

〇24~5年ぶりに参加して充実感も感じ、大変良かった。前回は守る会に入会したばかりでちんぷんかんぷんであまり記憶がなく、ただただ暑い大阪の印象だった。20年前に辞退した協力員にも新たになり、もっと頑張っていきたい。またの参加を楽しみにしている。(福岡 H)

 

 # ひかり協会ホームページもご覧ください

    http://www.hikari-k.or.jp/

 

● 60周年記念冊子(還暦記念誌)500円で頒布中。お申し込みは、06-6371-5304(守る会 平松)まで。どなたにでもお分けします。

 

 

 

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